福岡のマンション大規模修繕 専門のアドバイザー 一級建築士事務所(有)拓建築設計事務所のマンション大規模修繕 よくある質問

Q1どうしてマンション大規模修繕が必要なの?

新築当時は美観を誇った建物も長い間、
雨・風・直射日光にさらされていれば、
ドアなどの鉄部に錆が、外壁に汚れ、ひびわれ、
屋上防水はふくれ、雨もりが発生し、
給水管等の設備類が痛んできます。

これらを放置していれば、被害の範囲と程度は
ますます深刻となって無駄な支出を大きくするばかりか、
外壁のタイル、モルタルがはがれ落ちあるいは、
コンクリートのかたまりが落ちてくるといった人の生命
もの危険を伴う重大な問題が起こる可能性が高くなります。

早いものは、3~5年目にドアなどの鉄部に錆が
発生しますが10年目頃から建物全体の痛み、劣化、
設備類の故障などが多くなります。

又,屋上防水の保障期間も10~15年で 切れてしまいます。

いろんな修繕箇所をそれぞれバラバラに修繕するのではなく、
この際一遍にまとめて工事しましょうというのが
マンション大規模修繕工事です。

あなた様の大切なマンションを長持ちさせる為に、
必要不可欠な工事です。

※適切な維持保全をおこたると

  • 人の健康や生命の危険性が生じます。
  • マンションの資産価値が下がります。
  • 経済的な不利益をもたらします。
  • 建物の快適な使用は望めません。

Q2建物の修繕が必要な周期の目安を教えてください。

部位・工事項目修繕周期
・建物廻り鉄部塗装
 ①屋外に面し直接風雨に曝される部位・・・3~4年
 ②建物内部で直接風雨のかからない部位・・・4~6年
・屋根露出防水の場合のトップコート塗布・・・3~4年
・屋根(露出防水)改修・・・10~15年
・屋根防水(押え層のあるもの)改修・・・20~25年
・外壁総合改修(躯体改修+塗替)・・・10~15年
・バルコニー,開放廊下,階段室等の床防水・・・10~15年
・大庇,窓庇,階段出入り口庇等の屋根防水・・・10~15年
・コーキング,シーリング材の打替・・・10~15年
・鉄部・金物改修 取替・・・10~15年

Q3何から取り掛かればよいか?

マンション大規模修繕工事の時期かどうか、
築年数と長期修繕計画で確認します。

第1回目の大規模修繕工事は築12~15年頃が最も多い時期です。

築10年目頃から準備が必要になります。

準備段階での進め方は次のようになります。

  1. 築年数と長期修繕計画の確認
  2. 資金計画の確認
  3. 修繕委員会の立上げ・・・・・・ガイドブックP14参照
  4. 責任施工方式にするか
    設計監理方式にするか決める・・ガイドブックP17~20参照
  5. 建物調査診断の実施・・・・・・ガイドブックP16参照
  6. 大規模修繕工事の決定・合意
  • 最初に取り掛からないといけないことは 管理組合の体制づくりとパートナー選びです。
  • 「責任施工方式にするか設計監理方式にするか」 の選択が成功するか失敗するかのカギになります。

Q4修繕委員会はどうして必要なの?

  • 大規模修繕工事が必要となる時期のマンションには検討課題が多くなる為、理事会に取り組みの余力がない場合が多いのです。
  • 理事会の役員の任期が短いため、取り組める時間条件が乏しいのです。

上記のような理由でマンション大規模修繕は、
理事会の役員だけで対応するのは大変なので
支援体制が必要となってきます。

この支援体制の役目を果たすのが「修繕委員会」です。

修繕委員会のあらまし

  1. 理事会の意向を受けて、マンション大規模修繕工事にかかりきる為の専任グループである。
  2. 一種のワーキンググループであり、検討が仕事であって決定権は持たない。
  3. 任期はマンション大規模修繕工事の全計画修了までとなる。
  4. メンバーは理事会の指名より公募がよい
    (役員経験者や専門知識を持った人を活用する。)
  5. 仕事の分担は次のようなものがある。
    • 方針の決定、対外折衝、居住者への対応、広報

Q5生活に及ぼす影響はどんなものがあるの?

マンションの生活をしながら工事を行う訳ですから、
かなりの影響、不便が出てくることは避けられません。

具体的には以下のようなものがありますが、
事前に十分その内容を理解し、居住者の協力がなければ
工事の成功はありえません。

生活に及ぼす影響

  • 工事車両が多くなり、駐車場使用に影響が出てくる。
  • 建物全体に足場を架け、飛散物防止の養生ネットを張る為、日照・眺望が悪くなる。
  • 工事期間中は、窓が開けられない場合がある。
  • 塗装工事にはシンナーを使用するものがあり、シンナー臭がする時がある。
  • 下地補修の際には、騒音やほこりが発生する。
  • バルコニーの工事の際は、洗濯物が干せなくなったり、荷物の移動が必要になる。
  • 廊下工事期間中は、通行ができない場合もある。

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