私が居住しているマンションは築25年を経過し、2回目の大規模修繕を迎えました。今後の長期修繕積立計画では修繕積立金の大幅な不足が予想され、修繕積立金の値上げ又は銀行からの借入が必要になると初めて管理組合として認識しました。
竣工後25年間、当管理組合は修繕業務については管理会社を信頼し一任する形で進めてきました。1回目の大規模修繕工事は管理組合には当時十分な修繕積立金があり、管理会社に委託方式で依頼(当時は無関心・無責任・危機感の欠如でした)、情報収集のために管理会社に対して1回目の大規模修繕工事の資料の提出を要請しましたが、1回目の修繕工事資料がまったく残っていないと言われ、全員が唖然としました。
過去の反省から2回目大規模修繕計画は管理組合が主体的に推進することを決定しました。しかし、組織体制はできたものの全員が素人集団で何から調査するか手探りの状態でした。理事会で大規模修繕工事工事の情報収集・検討をした結果、設計・管理方式の採用を決定しました。しかし信頼できる設計・管理会社がどこにあるのか全く情報がありませんでした。福岡市の設計・管理会社6社を選定し総合的に評価し2社に絞り、理事会で2社プレゼンの結果、最終的に拓建築設計事務所に決定しました。
濵﨑先生は実直な性格で、口数は少ないようですが有限実行タイプで信頼できる人柄です。拓建築設計事務所には期待通りのコンサルタント業務を実践していただきました。大規模修繕工事は平成27年2月完成、最終で竣工図書と長期修繕計画を提出していただき、今後の長期修繕計画・大規模修繕工事などの指針ができました。また、現状の修繕積立金(値上げなし)で長期修繕計画も黒字が見えてきました。
今回の大規模修繕工事が安全で満足できる内容で完了できたのは、拓建築設計事務所の濵﨑先生に出会い依頼したのが最大の成功要因だと思います。次回3回目も拓建築設計事務所にぜひお願いしたい。
平成29年2月